看護と手当の方法
介護や手当は、あくまでも病院に行くまでの応急手当にすぎません。
犬が怪我をしてしまったら、すぐにかかりつけの病院に連絡して、獣医師の指示に従いましょう。
抱き方(保定)
保定とは、犬の手当や薬を飲ませるときに、犬が動かないように、抱きかかえるように抱くことです。
飼い主は、犬の横側に回り、片方の腕を首に、もう一方の腕を後ろ足の付け根あたりに入れ、固定するように抱きます。
犬が動くようだったら、飼い主は犬に胸をつけて固定すると犬は動きづらくなるので効果的です。
脈を計り方
犬の脈は、後ろ足の付け根あたりにある股動脈を軽く抑えて計ります。
正確な数値を知るには、犬が落ち着いている時間に計りましょう。運動した後や、食事の前後などは心拍数が上がっているので避けましょう。
脈拍数は、70〜120回程度が正常です。小型犬のほうが多く、大型犬になると少なくなります。
体温の計り方
犬の体温を計るときには、肛門に体温計を入れるか、内股に体温計を挟む方法があります。犬の平熱は、成犬で38〜38.5℃くらい、子犬で39℃前後です。
・肛門で測る方法
体温計を入れる前に、声をかけたりして犬をなるべくリラックスさせましょう。体温計の滑りをよくするために、オリーブオイルなどを塗るのもいいでしょう。体温計は、温感部が隠れるまで(3〜5cm)、奥に入れるようにしましょう。計り終わったら、きれいに洗います。
・内股で計る方法
内股で計る場合は、後ろ足の付け根とお腹で体温計を挟み込むようにして計ります。肛門で計るときより、1℃くらい下がりますので注意してください。
薬の飲ませ方
・水薬の場合
スポイトを使って飲ませると、上手にこぼさず飲ませることが出来ます。口を開かせる必要はなく、歯の噛み合わせのすき間から薬を流し込みます。
・錠剤の場合
食べ物の中に、錠剤を入れて与える方法があります。
あとは、片方の手で口を開けて、薬を舌に乗せて飲ます方法があります。口を閉じた後、飲み込みやすいように喉をさすってあげるといいでしょう。
・粉薬の場合
粉薬は、水で溶いてスポイトであげる方法が効果的です。
運び方
緊急時に犬を運ぶ場合は、担架や硬い木の板の上に乗せて運びます。ショック状態で暴れるようだったら、シーツなどで固定します。
